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バイナリの終焉とテキスト時代の到来

Yasunari
著者
Yasunari

最近開発をGithub Copilotを使ってやる機会があり、改めてAI時代の到来を実感せざるを得なかった。今まで上流工程をやっていた時はここまでは感じなかったが、開発工程を経験するとその凄さに驚く。

例えば、何か機能拡張をしようと思った時にまずやるのは、既存コードの書きっぷりの確認だ。どんな風に今までコードが書かれていたかに合わせて機能拡張分のコードを追加していく。まずそれをAIが勝手にやってくれる。既存コードを全量スキャンして、次自分が書きたい(または書くべき)コードをリアルタイムでレコメンドしてくれる。はっきり言って異常である。そこらへんのエンジニアより何十倍も優秀だ。

またターミナル権限をAIに付与すれば、コードの作成から実行、そして実行結果を元にしたコード修正まで完全にこなしてくれる。もはや人間が手を一切加えることなくPDCAを回しコードを完成させてくるのだ。しかもインターネット上のあらゆる知見をもった状態でだ。

これを使わない手はない。というか使わなかった時点で全ての勝負に勝てない。これはすなわち、自身の周り全てをAI利用できるように整理しなければいけないということに他ならない。それがすなわち「バイナリの終焉、テキスト時代の到来」だ。

バイナリファイルはAIは読めないが、テキストファイルならAIが読める。つまりバイナリファイルで貯めた知見はAIにとっては無いも同然のゴミなのである。バイナリファイルって何がある?エクセル、パワポ、ワード、ワンノートなどなど…ビジネスマン御用達のマイクロソフト製品はほとんどがバイナリである。今すぐやめるべきだ。俺はMarkdownやUMLに移行を始めた。AIとの共生のために。

ただ、エクセルをやめるのは中々困難だ。今の所、表形式で物事を整理できるツールでエクセルほど数式などの自動化処理を埋め込めるテキストツールがない。表というのは人間の発明した最強の整理ツールの一つであり無くなることはないので、エクセルはまだ残ってしまう可能性が高い。何とかしたいなぁ…。